2025年1月7日
百日咳
2025年が始まりました。昨年から引き続き、マイコプラズマやRSウイルスなどの咳の風邪が流行っています。その中に、たまに潜んでいるのが百日咳です。
百日咳とは百日咳菌による感染症です。発熱はないですが、咳が2ヶ月以上続きます。咳が始まり2週間くらいが最もひどく、咳が出始めると止まらなく、息が出来ない状態になったり吐いたりします。典型的には咳発作の後に息を吸い込む時、ヒューと音が出ることがあります。
年齢が大きくなると百日咳で死亡することは少なくなりますが、ワクチンをまだ受けていない乳児や高齢者は亡くなることがあります。検査は2−3日で結果が出ますので、咳の長い方は検査を受けてください。
日本では1歳時までに計4回の予防接種をしていますが、5歳頃に免疫が低下してかかることがあります。特に小学生、中学生、高校生の罹患率が高いことがわかっています。これを予防するために、年長時で3種混合ワクチンの追加接種をすることをお勧めしています。予約に関しては電話のみとなっていますので、ご希望の方はお電話いただければと思います。