2024年4月27日
子宮頚がんワクチン
少し前まで寒かったのに、急に暑い日が続き、体がついて行けずに衰えを感じる今日この頃です。そんな私から、今回は子宮頸がんワクチンのお話です。
この春より、小6から高1の男子も公費で受けられるようになりました。子宮頚がんなのに、なんで男子も?と思われるかもしれませんが、子宮頸がんのウイルスは男性が罹ると中咽頭がんのリスクがあります。女性にとっても男性にとっても、がんを予防できるワクチンになります。
以前、このワクチンによる副反応が強いと言われ、摂取を推奨されない時期がありました。その後の研究で、副反応と思われていた症状は思春期特有のものであり、因果関係はなしと結論がでました。症状が出た人は10万人当たり50人であり、子宮頸がんに罹る人はその12倍の700人、亡くなる方は4倍の200人とされています。どちらの方が子供にとってリスクでしょうか。
全国でアンケートを取ったところ、学校で周囲の友達、中でも子供の親友が接種したら、自分の子供も接種を考えると答えたお母さんが7割もいたそうです。自分の子供の未来は他人でなく、親御さんが決めて欲しいと思います。
私は、全ての子供達にとって、とても重要なワクチンだと思っています。是非、前向きに検討し、疑問があれば相談していただければと思います。
接種希望の男子のかたは、予診票を保健センターに申込んでいただき、受け取ったらお電話で予約していただければと思います。
1人でも多くの命が救えますように。