保湿剤

乾燥がつらい季節になってきて、クリニックにも保湿剤を取りに来る患者さまが増えてきました。

私自身も小さい頃から乾燥肌で、この時期は朝晩の保湿が欠かせません。

普段質問の多い保湿剤の使い方について、少し説明したいと思います。

保湿剤として広く知られているワセリンですが、ワセリンは保護の意味が大きいです。イメージとしては『サランラップ』です。乾燥した肌にサランラップを巻くより、何かを塗ってから巻いた方が効果がありそうですよね。ワセリンのみでも間違いではありませんが、プラスする方がより効果が出ます。保湿剤としては、ヒルドイド(ヘパリン類似物質)などの方が適しています。

ちなみに、ワセリンは石油由来だからダメ!という情報もたまに見かけますが、不純物0%のピュアオイルですので問題ありません。

塗る量はたっぷりと!です。塗り終わった肌にティッシュをくっ付けると落ちないくらいが目安です。ケチケチ使えばそれだけ治りは悪いので、たっぷりベタベタに塗ってあげてください。大人の肌もそうですが、高価な物を少し塗るより安価な物をたっぷり塗った方が効果があります!

私はいつもお風呂上がりの濡れた体にベビーオイルを塗り、その後タオルで拭いてから保湿剤を塗ります。そうすると保湿剤を朝に塗り忘れても、1日しっとりが続きます。ぜひお試しください。